〔『聞書』私訳〕
/「空中に生じ、空中に滅す」とは、「生」と「滅」についての考えが同じ種類であることを言い、「生」と「滅」の差別がないのである。
〔『抄』私訳〕
「空中に生じ、空中に滅す。翳中に生じ、翳中に滅す。華中に生じ、
花中に滅す。乃至諸余の時処もまたまたかくのごとし」とある。
「空中」に「生」「滅」する「生」「滅」とはどのような「生」「滅」か、よくよく考えるべきである。「翳中に生じ、翳中に滅す」る「生」「滅」とは、またどういうことか。
結局、「空中に生じ、空中に滅する」道理である。全機(全分のはたらき)の「生」、全機の「滅」であるから、このように言われるのである。
また、この「空華」「翳」「華」などに、必ず「諸余の時・処も」このような道理があるというのである。
合掌
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