〔『抄』私訳〕
これより以下の文は、宏智禅師を讃嘆されるお言葉であり、特に子細はなく、文の通り心得るべきである。この宏智禅師は洞山下である。
この宏智禅師の坐禅箴は、紹興二十七年(西暦1157年)十月八日にこれを撰述された。
今先師(道元禅師)がこの坐禅箴を見て撰述された坐禅箴は、仁治三年(西暦1242年)壬寅ミズノエトラ三月十八日の撰述である。その前後の年を数えると、八十五年である。
先師の坐禅箴を次に書かれる。文字が少々宏智禅師の坐禅箴と替わるだけであり、その理は同じである。従って問答するまでもないから、これを略す。およそ仏祖の一大事は、何と言っても坐禅を励み勉めることである。
合掌
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