〔『正法眼蔵』原文〕
水牯牛スイコギュウを打牛するか、鉄牛を打牛するか、泥牛を打牛するか。
鞭打ベンダなるべきか、尽界打なるべきか、尽心打なるべきか、
打迸髄タヒンズイなるべきか、拳頭打ケントウダなるべきか。
拳打拳あるべし、牛打牛あるべし。
〔『正法眼蔵』私訳〕
水牛を打つか、鉄牛を打つか、泥牛を打つか。
(水牯牛を打牛するか、鉄牛を打牛するか、泥牛を打牛するか。)
鞭を打つか、全世界を打つ(パン!と打ったら、全世界は様子パン!に変わっている)か、全心を打つか、
(鞭打なるべきか、尽界打なるべきか、尽心打なるべきか、)
髄で打つか、拳コブシで打つかと参究すべきである。
(打併髄なるべきか、拳頭打なるべきか。)
拳が拳を打つ(その物がその物を打つ)ということもあろう、
牛が牛を打つ(その物によってその物の様子がいきなり伝わる)ということもあろう。
(拳打拳あるべし、牛打牛あるべし。)
全世界を打つ『第十二坐禅箴』12-4-5b
合掌
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